「現代人の恋愛と貞操観」

婦選獲得同盟中央委員市川房枝さん
「男女の貞操観念も随分近頃は変つてゐますね、――そりや昔のやうにきびしい貞操観念を持つてゐる事は清浄なもので、これに越した事はないと思ひます。さふ云ふ事が保たれるやうな世の中ならそれでいゝのです。けれども、経済的原因とか、恋愛の問題などいろいろな事から、貞操を守つてゐられない場合があります。それに貞操は死をもつて守る程、何物にも代へられないと云ふ程の価値はないと思ひます」
「けれども愛しもしない者に対して許すと云ふ事はいけない事だと思ひますね。自分の恋愛を、霊肉一致とまで考へた場合以外には許すべきものではないと思ひます。今の悪い意味に云はれてるモダンガールのやうなのは放縦と云ふのであつて困つたものだと思ひます。」
(読売・1・13)

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