サッコとヴァンセッチ処刑

〔ボストン発〕
7年間世界中を騒がせて居たイタリー無政府主義者サツコ、ヴアンセツチの両名は本日払暁遂にチヤールスタウンの監獄において電気死刑に処せられた。監守は22日午後10時40分に至りサツコ及びヴアンセツチ両名に対し愈よ死刑の時が近づいた旨を予告する所あつたが、ヴアンセツチは監房内を歩きながら、「我等は避け難い事実の前に頭を下げなければならぬ」と沈痛な面持を以て語つた。一方サツコは監守に対しイタリーにある彼の父の許に送る書簡を投函してくれと頼んだ。

〔ジュネーブ発〕
両名の死刑執行処分に反する約5,000の群衆が本日当地に於て一揆を発し、多数のホテル、アメリカ人経営の商店、旅行案内所及び国際連盟本部の建物を襲ひ多大の損害を与へた。尚連盟の理事会室の窓も破壊された。
(読売)

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