初の普通選挙

1月21日
民政党の内閣不信任案上程に先立ち衆院解散。初の普通選挙へ。無産政党から多数立候補。労農党―佐野学、山本宣治、高倉輝、大山郁夫、松本治一郎、徳田球一ら、民衆党―菊池寛、安倍磯雄、鈴木文治、宮崎竜介氏ら、日労党―加藤勘十、河上丈太郎、麻生久氏ら。選挙戦では夫への応援演説が無産婦選への第一歩として宮崎竜介氏の白蓮婦人など弁士に大活躍。

1月29日
在郷軍人会は目下304万7,000余人の会員を包含し、分会の数は1万3,344、連合分会の数は716、連合支部の数93という大勢力で、今回の総選挙で各政党に利用されてはと一戸会長名で訓示を発することになった。

2月2日
全国に1万6,000の団数と240万の会員を有する青年団でも大日本連合団井上理事長の名をもって「総選挙に直面して青年団のとるべき態度」という声明書を1日各府県連合青年団あて発送する事となった。この声明書は政治の実際運動に参加する事又団旗、団服、団体関係の名刺、団の腕章堤灯等の使用を一切禁止したるもの。

2月13日
多郡沖の島の姉妹等鵜来島の漁民約50人が不在投票のため母島の投票所へ渡ろうとしたが風雨のため常陸できず、素裸となり改鋳に飛び込み泳いで上陸、無事投票を済ませ帰還した。

2月16日
労農党は、香川2区の大山郁夫候補の言論がほとんど封殺されるなど約80件の選挙活動暴圧の実例を収集し東京地検検事局へ鈴木内相を相手取り選挙妨害の告訴を提起。

2月17日
妨害をつけている香川の大山郁夫候補の母体労農党香川県支部連合会が総検束うけ壊滅させられる。

2月20日
第十六回総選挙投票日。無産政党8人当選、安倍磯雄、鈴木文治、西尾末広、亀井貫一郎(以上社会民衆党)、川上丈太郎(日労党)、山本宣治、水谷長三郎(労農党)ら。議席は与党政友会が第一党を守ったが、得票数では野党民政党が第一位だった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です