少年工の不良化問題

先月末から警視庁の不良少年の一斉検挙で3万2,000人を取り調べ、1,857人を送致した。
「これらの不良青少年の傾向としては▽兇器保持者の増加▽浮浪者より有職者、ことに工場労務者の増加▽不良少女の増加▽一般に年齢が1、2年若くなつていること▽匕首その他の兇器は商品を買ったものよりも自製ものが多いこと▽学生は著しく減少していること」
などがあげられる。以上の傾向からみると未成年者が勤労のため家庭を離れ、監督不行届から喫煙、飲酒、遊興を覚え、遂には金に窮して工具を持ち出したうえ買却したり、たかりを働くなど不良化して行ったことがうかがわれ、銀座、新宿、神田、浅草などの盛り場、ことに城南、城東の工場地帯に多かったことは如実にこれを物語るものである。

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