東京府下の陪審員

東京府下全部に行われた陪審員候補者の抽選は11月中に完了して30日書類が東京地方裁判所の手元に出揃った。全部で2,448名で総ゆる階級の者が当選している。顔ぶれを見ると、四谷区では朝鮮総督の呼声ある山梨半造大将、貴族院議員野村益三氏、元検事長水上長次郎氏、大村子爵など、お隣の赤坂区からは前総理大臣高橋是清氏、調布区は安田銀行の結城豊太郎氏を初め大久保忠幸子爵、安場、杉谷両男爵嗣子、牛込区は哲学者の桑木巌翼博士、京橋区からは俳優の市川八百蔵事喜熨斗倭貞丈、日本橋区は実業家の堤清六氏、樋口春吉氏、小石川区は英学者の山県五十雄氏の顔も見え、下谷区では陸軍大学教授の岡野馨氏、海軍大学教授山口生知氏と陸海軍が仲よく当選した。

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