松島遊郭疑獄

松島遊郭の移転によって暴利を得ようとした三土地会社が、大阪府知事の認可を得るため弁護士を通して政友会幹事長岩崎勲、憲友会総務箕浦勝人、政友本党党務委員長高見之通らに計五十九万を贈賄していた事件が、この年一月末の怪文書で発覚、予審審理の過程では若槻礼次郎首相(事件当時内相)、中川大阪府知事、川崎内務次官らを含む政党人の事件あさりの醜状が暴露、首相らも取り調べを受けたが、角南係予審判事が予審終結間際に手を引き、服部予審判事に代わり、この日箕浦、高見、岩崎ら六人を詐欺罪で有罪とし公判に付された。→箕浦は「政府に遊郭移転計画はなかった」とする検察の見方に対し、後輩にあたる若槻を偽証罪で告発、公判では箕浦、高見、岩槻は無罪、贈賄側のみ有罪。岩崎は昭和二年一月死亡で抗告棄却。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です