イダ天殺人魔

11月22日
福岡県粕屋郡新宮町で塾教師、黒木善太さん(55)が殺害された。現場の遺留品から神戸市垂水区の廃品回収業者の絞殺事件(11月9日)と同一犯人の犯行と断定、その後警視庁が初の広域重要事件「105号」に指定して捜査。

12月11日
京都市内で廃品回収業者の老人2人の殺害死体が発見された。

12月12日
西宮市の廃品回収業の老人2人を殺した直後、長崎県対馬出身の古谷惣吉(51)が、芦屋署員に逮捕された。その後の取り調べで大阪府高槻市内でも1人を殺したことを自供、これで11月1日の夜殺されたと推定される滋賀県大津市の売店管理人をあわせると、古谷の殺人は福岡1、兵庫3、大阪1、滋賀1、京都2の合計8人に及んだ。古谷は昭和26年(1951)にも2つの強盗殺人事件を犯し、その時は全国に張られた指名手配の非常線を破り、2年間も逃げ回った。つかまった時は共犯者の阪本登の死刑執行後だったため、証拠不十分で懲役10年の判決を受け、去年11月に出所していた。この事件も合わせると10人の連続殺人になる。長崎県対馬出身の古谷は幼い時母と死別、一家離散、継母の冷たい仕打ちにあい、小学校時代から友達の品物を平気で盗んだり、下級生をいじめ「惣吉が来たぞ」とみんなから逃げ回られるほど嫌われた少年時代を送った。16歳で盗みを働き、22年(1947)までに広島、福岡、兵庫各県で7件の窃盗、詐欺を重ねた。古谷の犯行は社会の底辺に生きる独り暮らしの老人たちを襲い、金品を奪うものであった。

昭和46年(1971)4月
神戸地裁で死刑判決。

昭和53年(1978)11月
最高裁が上告棄却。

昭和60年(1985)5月31日
処刑。

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