米英戦時経済

3月
米国では、ルーズヴエルト大統領は全国州知事に対しゴム節約上自動車の時速を64粁に制限すること、タイヤは努めて修理し輪底をつけるやう一般に徹底させよと指令した。戦時生産局は自転車の生産を男子用「戦勝型」と女子用の2種に限定し、月平均生産を1941年の42パーセントに制限すべき旨発令。4月1日より実施する。また、ニユーヨークの労働総同盟系電気職工組合は所属全員1万7,000名、6時間労働制を廃して8時間制を採用するに決定。
一方、英国では軍需物資日常必需品窮乏を来し、日常生活を最低限度にまで切下げせねばならない有様で牛乳、肉、ベーコン、砂糖、茶、バター、人造バター、ジヤム、衣服類、石鹸、石油等はすでに切符制を実施。殊に神の不足は著しく紙を浪費した者は厳罰に処せられる。汽車の運転も石炭不足のため減少せられ寝台車、食堂車も大部分廃止された。商店は幾千となく閉鎖し人的資源に不足を来した為め、現在では婦人が職業に従事し、バス、機関車に至るまで女性が運転してゐる。
(リスボン・3月14日発同盟)