新潟市70年後に海の中

3月
建設省地理調査所の測量結果から、新潟市の地盤沈下の速度が増してきていることが判明した。五十年間で四十一センチも沈んだところもあり、このまま放っておくと、「七十年後には市の中心は海の中」の心配も出ている。
その原因は①元来地盤が土砂で軟弱な性質のための収縮作用②最近の工場誘致で市周辺の天然ガス採りが盛んになり、このための地下水くみ上げが原因など。

内灘試射場返還

石川県内灘試射場の星条旗が、この日降ろされた。昭和二十八年六月十五日に、第一弾が村民の怒りのうちに発射されてから四年間、砂丘にひるがえっていたもの。去る十五日、五百町歩の三分の二が日本に返還、この日残りの三分の一とカマボコ兵舎や弾薬庫など十七棟が返された。

博徒葬儀に中村法相の花輪

ヤクザの殴り込みで射殺された博徒幸平一家の子分西村甲子蔵さん(29)の本葬の花輪の中に、博徒住吉一家阿部重作総長の花輪と並んで「法務大臣中村梅吉」の大きな花輪が人目をひいた。中村法相はさる一月末、全国検察長官合同で「暴力の徹底的な取り締まり」を訓示した人である。本人は「秘書が私に相談せず贈ったらしく、大変な手落ちだ」と語ったが、大宅壮一さんは「大臣の弁明は成り立たない秘書が“よきにはからった”に過ぎない。中村法相は責任をとるべきだ」とコメントしている。

黒人兵ブーンに死刑判決

昨年九月仙台で強盗、殺人、放火をした脱走黒人兵ブーン二等兵と愛人の日本娘の二人に対し、仙台地裁はこの日、休憩の無期懲役を超える死刑の判決を下した。米兵の死刑は二十八年十月に日米行政協定に基づく裁判権の取り決めが結ばれて以来初めて。
事件は仙台市にある米軍第一騎兵師団所属のオービス・L・C・ブーン二等兵(23)が帰国命令をうけたが、同居していたA子(20)と別れるのがつらくてキャンプを脱走、生活費をうみ出すため二人で強盗を計画、昨年五月から七月までに米兵三人を襲って金を奪い一人を死なせた。さらに二人は九月初めに知り合いのB子さん(25)の首を絞め、三千円と品物五十二点を奪い、放火して殺したもの。

万引き“モグラ族”五つの規定

中学二年の少女も含め、十四歳から十九歳までの少女ばかりでつくった“モグラ族グループ”という万引き団八人が検挙された。このグループには、万引きを専門にやること、捕まったときの差し入れなどに役立てるため情夫を三人以上作ることなど五つの規定をつくっていた。