山窩言葉を無断盗用

作家三角寛氏は福田蘭童氏が「別冊小説新潮」に発表した異色実話「ダイナマイトを食う山窩」を著作権侵害として著作権協議会に提訴。山窩言葉は三角氏が創作したものが多く、福田氏は無断で50ヵ所にわたり30語を盗用した。福田氏の作品は関東の山窩がバクチ、牛泥棒、農家の娘を誘拐などをしている無実無根の話があり、山窩の人権を侵害するものだとの理由。福田氏は「宇都宮の博徒から取材した話を山窩物語に作り変えた。山窩言葉を無断で使ったのは申し訳ない」と謝意を表しているという。

被爆者、見放されて発狂死

被爆後11年で19回の手術を受けた長崎市上小島町の岩永伊八郎さん(51)=三菱長崎造船所第二機械工場勤務=は病院から見放され自宅で発狂状態のまま亡くなった。岩永さんは三菱長崎兵器製作所で被爆、上半身に火傷を負い、大村市の国立病院に入院。その後、長崎の三菱病院、長崎大医学部に入院し、病名がはっきりしないまま19回手術を繰り返した。その間、政府から1,350円の見舞金をもらっただけで、三菱造船所でも“私病”の取り扱いを受けていた。5月末、長崎市民病院に入院したが、肺結核で体が衰弱し、頭もおかされ「ヤリを持ってこい、原爆の悪魔を殺してやる」と叫び出刃包丁をふり回すので自宅に帰っていた。一家はつもる借金に妻カネさん(48)は日雇、長男(23)は運転手と働いているが、胸をおかされている長女(19)を医者にもかけられない。さらに三男(15)中学を卒業したばかりで、双子の二女(9つ)は元気だが四男(9つ)は小児マヒで松葉杖なしでは歩けない。長崎市民病院内科長田村明医師の話では、岩永さんは被爆が体の抵抗力を弱め結核になったことは当然考えられる。しかし血液は正常で健康保険もあったので普通の患者扱いにした。被爆者でも結核と梅毒だけは国費治療から除外されているからだ、という。

練塀町のバタ屋立ち退き反対

東京都台東区練塀町のバタ屋集落強制立ち退きの反対した全国バタ屋組合連合会は、大日本愛国党赤尾敏らの介添えで、朝10時から国電新橋駅西口の屋外ステージで「バタ屋・デモ大会」を開いた。集まった集落住民ら120人は代替地要求の気勢をあげたのち11時からデモ行進に移り、出動した警官と約30分ほどモミ合い、道路交通取締法違反現行犯で6人が検挙。