労基署長の妻経営の特飲店

7月
三重県津署は津労働基準監督署の小野幾郎署長(53)、妻さだ(53)夫妻を児童福祉法違反で、津地検に書類送検。同署のしらべでは、小野が四日市労基署長であった30年(1955)12月から31年(1956)2月までの間に、四日市生まれの少女(当時17歳)を妻の経営する特飲店「かわらや」で雇い、客をとらせた疑いによる。

灯台守の白血病

7月31日
福島県平市豊間の塩屋崎灯台次席の志賀吉郎さん(44)は、白血球減少症で磐城共立病院に入院。同灯台では天水を飲んでいるので、そのなかに含まれるストロンチウム90のためではないかと、志賀さんの骨髄液を東北大医学部で調査中。

宮城県塩釜の第二管区海上保安部では管内の雨水を飲料水に使っている17ヵ所の灯台の職員100余人の白血球を検査したところ志賀さんのほかに6人が白血球欠乏症にかかっていることがわかった。

8月22日
東北大附属病院に入院した福島県相馬市鵜ノ屋岬灯台の中井川光所長(60)の血球障害は「放射能のためではない」と発表。

西九州の豪雨

梅雨前線は25日、九州西北部を襲い、長崎県大村市には700ミリの豪雨をもらたし、大村市ととくに諫早市に大きな被害を与えた。26日には熊本県下に400ミリの豪雨をもたらし、夏目漱石の『草枕』で有名な「峠の茶屋」の山がつぶれた。死者は475人、行方不明489人、負傷者は3,000人を超える被害を出した。諫早市中学3年の小森洋子さん(13)は、佐賀県まで海上20キロを丸太にしがみつき12時間漂流して救助された。

日ノ出町バタ屋強制取り壊し

東京・足立区日ノ出町の荒川放水路の川原に住み着いた約70戸250人の“バタ屋集落”の取り壊し作業が行われた。千住署と機動隊約200人が警戒するなか220人の人夫が取り壊したが、女子供までが汚物を投げたり、人夫につかみかかった。警官隊はビニールの河童を着て取り壊す家を厳重に囲み、作業を終えた。追い立てられた人はテントに10日ほど収容され、その間に新しい家を見つけなければならないが、不法占拠のため立ち退き料は出ない。

自衛隊員上官を射殺

青森県八戸市の陸上自衛隊八戸駐屯隊第九武器中隊荒木清則陸士長(23)は、午後11時半ごろ、事務所でカービン銃で上官である刑務官の酒井美登三等陸曹(27)の腹を撃ち、殺した。荒木はカフェーで酒を飲んでいて午後10時ごろ、巡察中の酒井三曹に「遅いから帰れ」といわれ、帰隊後も警務隊に注意されていた。