「絞首刑は違憲」訴訟

7月
死刑囚松下今朝敏(27)が「現在の死刑執行の方法は違憲だから死刑囚も刑の執行を受ける義務はない」との行政訴訟を、東京地裁民事2部に提出。

昭和34年(1959)7月1日
一死刑囚が「絞首刑違憲」の行政訴訟に関連して提出した「行政訴訟の判決が下るまで死刑を停止してほしい」との仮処分申請に対し居ぷ、東京地裁民事2部浅沼武裁判長は「申請を認め、死刑執行は本訴の判決まで停止する」と決定。翌2日、関係者に同決定書を送達した。裁判所がこのような仮処分申請を認めたのは、まったく前例のないこと。

日本ザルのイモ洗い

7月
京大霊長類研究グループの宮地伝三郎教授が、ロンドンで開かれた国際動物学会で「日本ザルの群れの文化的習慣の獲得」を発表。宮崎県幸島の若いメスザルがイモを洗って食べることを覚え、海水で洗うとさらにうまいことに気がついた。すぐマネをしたのが母親で、つぎに友達、兄弟、遊び仲間という順で群れ全体に広がったが、中年以上のオスザルは白い目をむきガンコだったというもの。

アマチュア写真の過熱

守山市の国鉄中央線矢田川北の鉄橋で、3人の子供をモデルに使った写真「鉄橋で列車を避ける子供たち」が7月上旬「サンデー毎日」に掲載され、アマチュア・カメラマンの行き過ぎと問題になり、撮影者の名古屋市東区の工員石橋竹夫さん(37)が鉄道営業法違反の疑いで書類送検された。

男女別教育に

文部省は小中学校学習指導要領案を発表。中学校に技術・家庭科が新設され、また理科、数学科の強化がはかられる。更に、6・3教育では男女まったく同じ教育がされてきたが、中学に新設される技術・家庭では男子向き、じょしむきと教える内容をはっきり分けた。

日共大会に盗聴用無線機

21日から始まった日共第7回全国大会の会場である東京・中野公会堂のドアのノブに盗聴用小型送信機が仕掛けられていたと幹部が発表。日共幹部が警視庁、中野区役所へ抗議。公安調査庁は「こんどの大会は、そんなことまでして盗聴しなければならないとは考えていない」と語る。