絞首刑は合憲

現在の死刑のやり方は違憲であるとして、刑の確定した死刑囚松下今朝敏(29)が獄窓から起こした「死刑執行義務不存在確認請求」の行政訴訟に対し東京地裁民事2部浅沼裁判長はこの主張をしりぞけ、「絞首刑は合憲」という判断を下し、同時に松下に対する死刑執行停止の仮処分を取り消した。

都公安条例違反で起訴

東京地検公安部は、去る5月19日、6月3日の国会周辺デモと6月10日羽田デモ(ハガチー事件)などを無届けで始動したとして、田中稔男社会党代議士(58)、大沢三郎社会党都議(42)、水口浩三安保改定阻止国民会議事務局長(46)、大柴滋矣(42)の4人を都公安条例違反で起訴。

小児マヒワクチン緊急輸入

小児マヒの定期予防接種は来年1月から生後半歳~1歳半の乳幼児に行われるが、対象となる90万人に対し国産ワクチンが20万人分しかないため、通産省は残り70万人分、2,100リットルのワクチンを米、ソ両国から緊急輸入することを決めた。

永仁のツボ事件

9月23日
重要文化財「永仁のツボ」についてパリに滞在中の陶芸作家加藤唐九郎氏は「あのツボは僕がつくったものだ」と声明。正式には「瀬戸飴釉永仁銘瓶子(せとあめゆうえいにんめいへいし)」と称される永仁のツボは、昭和18年(1943)ごろ発掘されたものといわれ、鎌倉時代の永仁年間の神酒器で、34年(1959)3月、需要文化財に指定された。しかし瀬戸市の古陶器研究家らから、この作は偽物ではないかと疑問視されていた。加藤唐九郎氏は28年(1953)3月、「人間文化財」の1人に選ばれ、日本陶芸協会理事長、日本陶器協会理事などを歴任。

10月16日
15日帰国した加藤氏は記者会見を行い、「さきに長男の嶺男が“重要文化財永仁のツボの母体は私が作った”と発表したが、それは間違いであることを嶺男が認めた。今後は手元の日記をもとにして、永仁のツボをはじめ、重要文化財、同美術品になっているものが多いいわゆる“松留ガマ”などの作品で自分の作ったものを全部発表し指定当時のイキサツを明らかにして、文部省文化財保護委のあり方を批判したい」と発表した。

10月18日
愛知県警本部は「“永仁のツボ”の偽作問題は現段階では刑事事件になり難い」という結論を出した。

10月21日
文化財保護委員会は、定例委員会で「永仁のつぼ」を含めて古瀬戸全般の今後の取り扱いにつき善後策を協議した。その結果①現地調査班を11月中旬に派遣する。②「永仁のツボ」をはじめ、重文、重美に指定された古瀬戸の陶器類を東京にとりよせ、比較検討する。③3月に開かれる専門審議会にはかって最終結論を出す、との方針を決めた。

昭和36年(1961)3月31日
文化財保護委員会では「永仁のツボはニセモノだった」と断定、重要文化財の指定を取り消した。

四つんばい直接採便

熊本市桜町西島旅館にさる18日から合宿していた熊本県水泳選手団38人のうち7選手が腹痛、下痢を起こし、熊本市保健所では赤痢の疑いで7人を隔離した。旅館の話によると今日朝10時ごろ熊本市の保健所員5・6人がなんの連絡もなく押しかけ、保健所員が西島旅館の部屋で男14人、女35人の従業員の直接採便を行った。従業員たちの話では、男子は全員四つんばい、女子も四つんばいや最敬礼の姿勢で直接採便され、なかには「自分でとる」と申し出て断られ、泣きべそをかいた女子従業員もいたという。