中学教員の就職斡旋

和歌山県西牟婁郡白浜町立宮田中学校の教諭3人が生徒たちの就職斡旋にかこつけて、和歌山、大阪、名古屋の事業所見学に回り、求人側から車代や寸志などの名目で合計5万余円の現金を受け取りもてなしをうけていたことがわかった。同県教育事務所では、金を返させるとともに管内の学校長に厳重な警告文書を発送した。

奇跡の母

長崎市で交通事故にあい、意識不明のまま赤ちゃんを産み“愛の奇跡”として話題となった女性の夫『軌跡の妻』の著者、野中晃治はかつて勤務していた千葉市の金属外車から現金37万円を持ち逃げし、業務上横領容疑で千葉南署から指名手配されていた永井晃治(27)とわかった。

時差通勤のすすめ

国鉄は通勤ラッシュの対策として「緊急通勤輸送対策」を実施。これは時差通勤・通学者を現在の58万人から徐々にふやして、今年の暮れの“着ぶくれラッシュ”シーズンには100万人とするほか、列車の定期運行確保、ホームでの事故防止などのため、各駅に改札止め、旅客誘導装置などを取りつける。

慶大学費闘争

1月21日
慶応大学で、授業料など文科系で13万円から一挙に28万5,000円への大幅値上げに反対する学生側の全塾自治会が正午から学内で10時間にわたって「学費値上げ阻止抗議集会」を開き、理事者側を質問攻めにし、高村象平塾長との直接交渉を求め、翌日会うとの約束で散開。

1月23日
塾長会見がすっぽかされ、一部授業放棄に入る。

1月28日
大学側が値上げ白紙還元に拒否回答をしたため、三田校舎では1時間目の授業から授業放棄。日吉校舎でも前日に続き全クラスで第1時限から授業放棄。初の全学スト。校門にバリケード。

2月1日
日吉校舎、無期限ストに突入。

2月2日
学校は4日からの学期末試験を延期、4年生だけは8日から試験と発表。学生側は三田校舎で全塾生大会を開き、8,500人の学生が集まり、投票の結果①4日から再び授業放棄に突入、学期末試験の延期に対しては同盟登校で応ずる②8日からの4年生の学期末試験をボイコットする、との決議案を可決した。

2月3日
四試ボイコットをめぐり、就職を控え4年生層が動揺する一方、OBの連合三田会が、塾の名誉をかけて動き出す。理事者側と学生代表の5回目の話し合いで大学当局が「値上げ全般について再検討する」と回答。

2月5日
深夜慶応病院に入院中の高村塾長が学生代表を呼び、連合三田会のあっせん案を塾長提案とする形で①塾債(10万円)の応募は入学の条件にしない②奨学金制度を大幅に強化し、新設の設備拡充費(10万円)による入学の機会均等の不公平を是正する③学生に関係の深いことについては自治委員会と事前に話し合いの場をつくる④紛争の学生側処分者は出さない、といった新提案を示した。学生側は午後②時から全塾学生大会を開き、塾長提案を正式文書として認めさせることを運動方針とする事実上の妥結方針を4,313票の過半数の賛成で可決した。四試ボイコットで白紙還元まで闘うとする1・2年生を中心の日吉の動議は1,852票で敗れた。

2月8日
卒業試験開始。

カギッ子

朝日新聞の各支局で調べたところでは“カギッ子”が全校生の1割から2割を占める小、中学校はザラにあり地区によっては3割、4割という学校もある。厚生省の昨年好評の全国家庭児童調査によると、全国の母親の半分以上が家事以外の労働をしており、その4分の1が1日10時間以上も働いている“共かせぎ”現象が各階層で進んでいるのだ。