鷹司氏、バーのマダム宅で死去

26日から帰宅していなかった鷹司平通氏(43)が銀座のバー“イサベリー”のマダム前田美智子さん(39)の自宅、東京渋谷区千駄ヶ谷のマンションで、前田さんと一緒に死体で発見。死因は一酸化炭素中毒による事故死で、2人は酒にかなり酔っていた。鷹司氏は大正12年(1923)、明治神宮、元宮司・鷹司信輔氏の長男に生まれ、鷹司家二十七代目の当主、元公爵で、25年(1950)天皇の第三皇女孝宮和子内親王と結婚、現在は東京・神田の交通博物館調査役。

参院内でピストル売買

1月26日
参議院議員重政康徳氏(自民)の秘書藤野淳介(33)をピストル不法所持容疑で逮捕。38年(1963)10月、参議院副議長だった重政氏の秘書室で岡山県の暴力団宮本組組長宮本唯一(32)と石田組組長石田彰(34)にそれぞれピストルを打った。藤野は衆参両院の秘書連合会会長。

2月1日
藤野にピストルを打った暴力団松葉会の元会員若林敏雄(29)が38年11月・12月の2ヵ月間に9回も参院内に入っていたことがあきらかになる。

2月2日
重政議員は自民党を離党。

生活保護家庭に杓子定規

大阪府八尾市で生活保護を受けていた母子がガス心中。その2日前、福祉事務所の若いケースワーカーに生活保護家庭には電気冷蔵庫をもつことは認められないから処分して生活費にあてるように指示され苦にしていた。この冷蔵庫は夫の生前、まだ生活保護を受けていなかったころに買い、夫の形見ともいうべき品だった。ケースワーカーは法の規定に従ったまでだが、周囲から大きな非難を浴びた。母子は長屋に住んでいたが、心中後3日間だれも気がつかないほど孤立していた。

早大学費闘争

1月20日
早大全学部は「学費値上げ反対」「第2学生会館管理運営権要求」で全学ストから“無期限スト”に突入。新学年から第二文学部、社会学部が授業料だけ1万円、他の学部は一律に授業料3万円、入学金2万円の値上げをしようというもの。

1月24日
大学側は期末試験延期。

2月2日
全学共闘会議(大口昭彦議長)主催の“全学討論会”が開かれ、大学側と話し合い。

2月10日
反日共系学生が大学本部を占拠。

2月12日
大学本部に体育系学生が押しかけ22人がケガ。

2月21日
大学当局は警官隊を導入、翌日、大学本部を占拠していた学生203人を逮捕。大学当局は学内入り口にバリケードをしき、事実上、大学を封鎖。

2月24日
厳重な警戒のなか入試が始まる。

3月14日
「値上げの幅、手続きに疑問点がある」と声明し大学当局を批判してきた法学部教授連合会の大野第一法学部長ら6人が辞表を提出。

4月17日
18日から期末試験ができるようにとガードマン、体育会、体育会OBが教育学部校舎のバリケードを実力で撤去しようとし共闘会議の学生と衝突、双方で20人が重軽傷。

4月23日
大浜総長は紛争解決のためにと辞意を表明。

4月28日
学部長会で大口全学共闘会議議長ら9人を除籍、21人を停学処分に。

5月10日
臨時評議員会は大浜総長の辞表を受理、阿部賢一氏を総長代行に選出。

5月28日
学生と27日から話し合いを続けてきた阿部賢一総長代行が午後11時疲れはてて倒れ、救急車で自宅へ運ばれた。

6月23日
最後までストを続けていた第一文学部がスト中止。155日ぶりに解決、全学がやっと新学期に入る。