スキーメーカーとのゆ着

1月31日
札幌で開かれたIOC総会でオーストリアのアルペンスキー選手・カール・シュランツをオリンピック憲章26条(参加資格)違反で失格とした。ブランデージIOC会長は前日「一流アルペンスキー選手の多くはスキーメーカーと結びついたプロである」と演説。IOCとしてはシュランツを切ることで他選手への見せしめとする線で札幌大会開催の方針。

2月1日
オーストリアはシュランツ失格決定の撤回を求め、オーストリア・チームはアルペン、ノルディック両種目のボイコットを決める。

2月2日
シュランツ選手の要請で、ボイコット撤回。

北アイルランド「血の日曜日」

1月30日
北アイルランド、ロンドンデリーで、カトリック系住民のデモ隊と衛軍衝突し13人死亡。「血の日曜日」となる。

1月31日
英下院本会議でモードリング内相が「血の日曜日」事件を報告。“北アイルランドのジャンヌ・ダルク”バーナデット・デプリン議員は現場にいた私の言い分を聞いてほしいと大声で議長に呼びかけたが、無視され、政府官僚席に殺到、モードリング内相に体当たり、「この偽善者、ウソつき」と往復ビンタを5発、さらにツメをたてて頬をひっかき、髪の毛を引っ張っているところを、与野党の院内幹事に5人がかりで取り押さえられ、議場の外に連れ出された。

2月2日
ダブリンで3万にの群衆、英大使館焼き打ち。

3月20日
ベルファストで爆弾テロ。6人即死。

3月24日
英首相、北アイルランド自治政府の停止発表。

3月30日
直接統治法発動。

藤山愛一郎処分

1月30日
自民党の党紀委員会(千葉三郎委員長)は、昨年10月、日中国交回復促進議員連盟訪中代表団と中日友好協会との共同声明が党規違反だと団長をつとめた藤山愛一郎氏を「役職停止処分(執行猶予)にする」と去る1月1日に通告したことが明るみに。

1月31日
竹入公明党委員長は衆院代表質問で藤山氏処分を取り上げ「佐藤首相のいう日中復交とは単なるジェスチャーにすぎない」と決めつけた。

2月1日
自民党党規委員会が「統制処分」の決定書を手渡そうとしたが、藤山氏突き返す。

2月8日
自民党総務会は差し戻し再審査を決定。

日活ロマンポルノ摘発

1月28日
警視庁は日活映画「恋の狩人」「牝猫の匂い」「女高生芸者」の3本をワイセツだとして、日活本社など6ヵ所を捜索。さらに映倫事務局を「日活ポルノをフリーパス」させたとして初の強制捜査。

1月31日
映倫管理委員会は、なんの連絡もなく刑法を発動し、映画界の自主規制を無視したことに強く抗議。

3月7日
警視庁は日活ポルノ映画事件で、日活本社の堀雅彦社長(41)に任意出頭を求め取り調べ。これまで監督、女優ら計91人を取り調べた。

3月14日
映倫の3委員も“共犯”として任意出頭を求め、取り調べ。

5月23日
映倫管理委員会が定例委員会で映画倫理規定第6条の「性及び風俗」の審査基準を改正した。これは性行為の描写の審査基準を現行基準より厳しくしており、現在のポルノ映画はオールアウトになりそうな規定。

9月1日
東京地検は、映倫の3委員を含む日活関係者をわいせつ図書公然陳列、同頒布のほう助罪で起訴する方針を固めた。警視庁から書類送検された関係者40人のうち起訴されるのは10人前後。

9月9日
東京地検は「日活ロマン・ポルノ」の「牝猫の匂い」「恋の狩人」「愛のぬくもり」「女高生芸者」の4本を対象に、日活の製作責任者、監督など6人を「わいせつ図書公然陳列罪」で、審査を通した映倫審査員3人を「同ほう助罪」で起訴。映倫関係者の起訴は初めて。

昭和53年(1978)6月
一審で東京地裁は「性器や性行為を連想させる描写をどこまで許すかは時代とともに変化する社会通念による」としたうえで、4本の映画は「大胆、露骨な描写があるとはいえ、ひわい感や性的しゅう恥心を与えるほどではなく、今の社会通念から見てわいせつとはいえない」とし全員無罪判決。

昭和55年(1980)7月
東京高裁は控訴棄却。

横井軍曹グアムから帰還

1月24日
元日本兵、愛知県海部郡富田村千音寺出身、横井庄一元軍曹(56)がグアム島の密林で28年ぶりに現地の漁民に発見された。仲間ふたりは死んだという。

1月25日
深さ3メートルで横穴もあるジャングルの“隠れ家”で、投降勧告も涙で無視し、木の実をこすって火を起こし、「私はただ生きた」と語る。

1月27日
8年前まで横井さんと暮らしていた元日本兵2人の遺骨を収容。志知幹夫さん=岐阜県大垣市出身=と中畠悟さん=広島県庄原市=と確認。

2月2日
「帰ってきました…恥ずかしながら」と特別機で東京・羽田空港到着の第一声。そのまま国立第一病院に入院。

日大、不正口封じで学生に金

1月
千葉県習志野市の日大生産工学部(大塚誠之学部長、学生8,500人)で、新校舎建設用地の購入をめぐって、地元不動産業者との間にトラブルが起き、これをきっかけに同学部の経理の乱脈が明るみに。しかも、大塚学部長が、紛争防止のため毎月“学生対策費”の名目で、学生2人に月額数十万円の現金をバラまいている事実が判明。機械工学科4年・A君と同3年B君で、A君は45年(1970)、学内で刃物による傷害事件を起こし、学生、教職員らは「学内で日本刀を振り回したり、学部長室で日本刀を磨くなど、まるでヤクザだ」と恐れている。大塚学部長は、ガードマンを使いたいが高くつくので、A君、B君らにガードマンの代わりをさせたから金を渡したと説明している。