境内の大ケヤキ売られる

6月
栃木県鹿沼市上大久保の神船神社境内の鎌倉時代に植えられた大ケヤキが、伐採され1億8,000万円の材木として買われていたことがわかった。このケヤキは46年(1971)11月に鹿沼市の木材商によって2,000万円で買われ伐採され、昨年明、名古屋、大阪、岐阜の3銘木市場が共同で3,500万円で買い取った。1年後、名古屋銘木市場でこのケヤキの丸太を大割に製材、ケヤキ材5本として、このほど同市場で開かれた入札で、1本3,000万円~4,000万円の高値がつき、5本合わせて1億8,000万円の市場最高値で売れてしまった。

各地で動物の怪現象

6月21日
朝、東京・池袋駅西口の繁華街に2万匹のミツバチの大群が押し寄せ、午後6時ごろ殺虫剤をふりまいて全滅させた。また、午後5時ごろ東京・新宿区の西武新宿線中井駅から新井薬師駅にかけての住宅街一帯にトンボの大群が現れる。東京・目黒では約2メートルのアオダイショウを発見、今月に入り都内のヘビ騒ぎは10件。また茨城県鹿島臨海港岸壁では熱帯地域に生息するスズキ科のマツダイが釣り上げられ、水産関係者も「こんな魚は初めて。なぜ港内に来たのか」と首をかしげている。

6月22日
広島県尾道市立道南高校の木造校舎でノミが異常発生。登校してきた生徒に襲いかかって大騒ぎとなり、2時限目で授業を打ち切って帰宅させた。

6月23日
神奈川県藤沢市江の島の岩場にコウラが1メートル以上もある大ウミガメが現れる。また、大阪市港、大正両区の岸壁付近に隊長10~15センチのサバの子が、2、30匹ずつ一団となって群遊。このような相次ぐ珍現象で、「大地震前ぶれ説」も出た。

殖産住宅会長37億脱税

6月13日
東京地検特捜部、自社株投機所得脱税容疑で殖産住宅相互会長東郷民安
57)を逮捕。

6月25日
同事件で、わいろとして新株割り当ての供与を受けた容疑などで大蔵省の証券監査官岡村匡尉(45)、証券業者幹部ら5人を東京地検が逮捕。

7月3日
東郷民安前会長、所得税法違反で東京地検から起訴。脱税額は重加算税も加え37億8,100万円にのぼり、個人の脱税額としては今までの最高額。

7月14日
岡村匡尉、収賄罪で起訴。

山口組と滝田修

山口組の機関誌「山口組時報」に載った「山口組の友人たちへ」と題する寄稿の中で、陸上自衛隊朝霞駐とん地の自衛官刺殺事件にからんで警視庁から強盗予備の疑いで手配中の京大助手・滝田修(32)と同組の“黒い関係”を暗示した映画評論家・須藤久氏(36)は、「“滝田修”が山口組にかくまわれていたというのは私のフィクション。論文の真意は被差別者集団としてやくざに“文字を獲得する”ことによって自立するよう呼びかけたもの」と、掲載された寄稿のいきさつや真意について語った。